そなえる暮らし

防災グッズを備える前に知っておきたい基本

災害は「いつか」ではなく「いつ起きてもおかしくない」
地震・豪雨・停電・・・災害時に困るのは「準備不足」。
防災グッズをそろえておくことで、いざというとき家族を守れます。

なぜ今、防災グッズの準備が必要なのか

地震や台風、大雨など、いつどこで災害が起こるかは予測できません。

「明日やろう」と思っているうちに、いざという時に備えが間に合わないこともあります。

防災グッズをそなえることは、自分と家族の命を守るための“最初の一歩”です。

特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、日頃から備えておくことが安心につながります。

3日分の備えが命を守る理由

災害発生直後は、電気・水道・ガスなどのライフラインが止まることがあります。

行政や支援物資が届くまでには、少なくとも3日かかると言われています。

そのため「最低3日分の備え」が防災の基本です。

水や非常食だけでなく、トイレ用品や衛生グッズも含めて準備しておくと安心です。

家庭に合わせた「自分専用の備え方」とは

防災の正解は一つではありません。

家族構成や住んでいる地域、持病の有無などによって必要なものは変わります。

たとえばマンション住まいなら停電対策を、戸建てなら断水対策を優先するなど、

「わが家専用の防災リスト」を作ることが大切です。

用途別防災グッズの備え方

このサイトでは、「家族用」「子ども用」「車載用」「ペット用」の４つのカテゴリについて、防災グッズの備え方を紹介しています。

これらを参考に、「わが家専用の防災リスト」の作成を進めてください。

①家族用防災グッズの備え方

②子ども用防災グッズの備え方

③車載用防災グッズの備え方

④ペット用防災グッズの備え方

最低限これだけでも！人気防災セット一覧

防災士監修のおすすめ防災セットを４点紹介します。

それぞれセット内容に特徴がありますので、自分に合ったものを選び、不足分を追加して「わが家専用の防災セット」を完成させましょう。

人気防災セットの内容

	商品Ａ	商品Ｂ	商品Ｃ	商品Ｄ
■生活用品
防水仕様リュック	●	●	●	●
マニュアル	防災セット内容品一覧 防災マニュアル（PDF） 非常時持ち出し品追加チェックリスト		消防士監修防災マニュアル	取扱説明書 防災アドバイス
給水バッグ	●	●	●	●
非常用保温シート	●	●	●	●
非常用エアーマット	●	●		●
レインコート 　・ポンチョ		●	●	●
乾電池		●	●	●
非常用寝袋		●		●
小物入れポーチ		●		Ｌ×４ Ｍ×１ Ｓ×１
ネームタグ	●
防災ＩＤカード	●
スマホケース		●
ボールペン			●
マジック			●
圧縮袋				●
■情報
多機能ダイナモ ラジオライト	●	●	●	●
■照明
ＬＥＤランタン		●		●
■食料品
保存水	500ml×４	500ml×３	500ml×３	500ml×４
食品	アルファ米(白飯) 五目ごはん きのこごはん 常備用カレー職人中辛 小倉ようかん	保存羊羹 乾パン	アルファ米×３	アルファ米×３
携帯浄水器			●
■安全用品
ホイッスル	●	●	●	●
軍手		●	●
レスキュー簡易頭巾		●
スモークガード 　パック		●
ロープ		●
カッターナイフ			●
■衛生用品
非常用トイレ	携帯トイレ×２ 携帯用おしり洗浄器	携帯トイレ×２ 凝固剤（10個）	携帯トイレ×２０ 簡易トイレ	携帯トイレ×２
目かくしポンチョ	●			●
歯ブラシ	●	●	●	●
ティッシュ		●	●	●
マスク		●	●	●
ドライシャンプー	●		●	●(全身)
ウェットティッシュ	●	●
ボディタオル	●		●
携帯洗濯セット	●
ゴミ袋		●
アルコール 　除菌シート			●
カイロ			●
圧縮タオル				●
アイマスク				●
耳栓				●
救急用品
ガーゼ	●	●	●	●
ワンタッチ包帯	●	●	●
綿棒	●	●	●
絆創膏	●	●	●
ピンセット	●	●	●
ハサミ	●	●	●
爪切り	●	●
爪やすり	●	●
耳かき	●	●
三角巾		●	●
サージカルテープ			●	●
テーピング			●
消毒パッド			●
ポイズンリムーバー			●
多機能カード			●
使い捨て手袋			●
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商品Ａ：Defend Future 防災セット 1人用 Relief2

商品Ｂ：防災セット 1人用 HIH ハザードリュック 「非常用持ち出し袋36点セット」

商品Ｃ：あかまる防災かばん

商品Ｄ：防災セット ラピタ プレミアム 1人用

よくある質問

防災グッズって本当に必要なんですか？

災害は「いつ起きるかわからない」ものです。防災グッズは命を守るための最低限の備えです。特に地震や停電、断水が長引く場合、備えがあるかどうかで生活の質が大きく変わります。

何から準備すればいいかわかりません。

まずは「持ち出し用リュック」から始めましょう。飲料水・非常食・懐中電灯・モバイルバッテリーの4点が基本です。次に「自宅用の備蓄」「車載用」「ペット用」と少しずつ広げていくのがおすすめです。

家族全員分を揃えると費用が高くつきませんか？

最初から完璧を目指さず、月1アイテムずつ買い足す方法もあります。最近は「コスパの良い防災セット」や「100均アイテムで代用できるもの」も増えています。

保存食はどんなものを選べばいいですか？

「5年保存」などの長期保存タイプが便利です。ただし、日常的に食べ慣れた味を選ぶのも大切。定期的に食べて買い足す「ローリングストック法」もおすすめです。

子どもがいる場合、特に準備しておくべきものは？

ミルク・おむつ・子ども用マスク・安心できるおもちゃなど、「日常の延長で安心できるもの」を意識してください。成長に合わせて半年ごとに見直しましょう。

ペット用の防災グッズは必要ですか？

必要です。避難所ではペット同伴が難しい場合もあります。フード、水、トイレ用品、キャリーケース、ワクチン証明書をセットにしておくと安心です。

防災リュックはどこに置けばいいですか？

家族全員がすぐに取り出せる「玄関・寝室・車内」がおすすめです。夜間の地震を想定して、寝室にはスリッパと懐中電灯も備えておきましょう。

保存期限が切れた防災グッズはどうすればいい？

賞味期限が近い食品は「食べて補充」。電池や薬などは使用期限を確認し、定期的に交換しましょう。9月1日（防災の日）を見直し日とするのがおすすめです。

賃貸マンションに住んでいます。スペースがなくて備蓄できません。

「縦の収納」や「ベッド下・クローゼット上部」を活用しましょう。最近は薄型水ボトルやコンパクトな非常食セットも販売されています。

防災グッズを買ったあと、何かしておくべきことはありますか？

中身の使い方を家族全員で確認しておきましょう。特に懐中電灯・簡易トイレ・カセットコンロなどは、使い方を事前に知っておくことで「いざ」というとき焦らず行動できます。

備えるだけじゃない、防災の日常化のコツ

備えっぱなしにしない！ふだん使いで続ける防災のススメ

防災は「特別な準備」ではなく、「日常の中で続けること」が大切です。

非常用グッズを押し入れにしまい込むと、いざという時に使えなかったり、劣化していたりすることがあります。日常的に使うことで、状態を確認しながら無理なく備えを続けられます。

例えば、非常食を普段の食事に取り入れて食べながら補充する「ローリングストック」や、懐中電灯をアウトドアでも使うなど、生活の一部にする工夫です。

「備える」から「使いながら備える」へ。暮らしに溶け込む防災習慣が、家族を守る最も確かな備えになります。

まとめ｜“もしも”に備える第一歩を今日から

防災グッズは「完璧」より「始めること」が大切

防災対策は、完璧である必要はありません。

まずは身近なグッズから少しずつ備えることが大切です。

「準備する」という意識が、家族の命を守る最大の力になります。

家族で話し合って、安心できる備えを

防災は“個人”ではなく“家族全員”で取り組むもの。

誰が何を持つか、どこに避難するかを話し合っておくことで、いざという時の行動が変わります。

今日からできる小さな備えを始めましょう。